11/20 日記 雨の降る寒い日

寒い、という事はあまり得意ではない、というよりも、暑さ・寒さに弱いのが生命体である。なのにどうして、地球は気温変動が存在するのであろうか。そして、どうして地球人はそれを対処しかできないのであろうか。どうにか、気温自体をどうにか変更する根本からの変動ができてしまえばいいのに。

「人生がすべてうまくいったら面白くないじゃないか」

前に友人にそう言われたのを思い出す。

そうは言っても基本的にはうまい事いってほしい。というか、ベースがうまくいっているからこそトラブルは楽しめるものなのである。メインストーリーがうまくいってこそ、サブクエストは楽しめるのだ。

おまけに今日は雨である。寒い日の雨。これほど悲しいという事を安易に連想させるものはない。ただ寒いというだけなら、寒さのベクトルはあちこちに散らばっている。だが、雨が降っているとなると、雨のベクトルは空から地上へ。上から下へ。天から自分へとなるのだ。安易な悲しみが自分に向かってくる。何はなくともなんとなく悲しかったり憂鬱な気になるようなものである。

だが、それ故に楽しめるものも存在する。いや、より楽しめるというか、楽しいに付加価値をつけることができるという事であると思う。その中でも、自分が好きなものがコーヒー、紅茶と入浴剤である。どちらも香りがよく、体を温める。もちろん、これらは夏に楽しむことだってできるはずだ。だが、寒きの中にある、悲しいというマイナスの感情を打ち消すことを可能にするという付加価値を生み出すことができているのではないかと思う。あと、肉まんもおいしい時期である。いや、肉まんもいつでもおいしいが、こちらは付加価値というよりも、寒いときに肉まんを食べるとおいしいから食べちゃおうという免罪符であろうか。でも、しかたない。美味しいんだもん。

明日からも寒い日が続くらしい。きっと、これから先もこれらの付加価値や免罪符に助けられしばらくは生きていくことだろう。うまくいかない、だからこそ、人生なのである、と思う。