EROFISH 感想

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12月2日 金曜日 

今日ぼくは会社を早上がりして、赤坂でパンツを振り回していた。

別に犯罪を犯したわけでも、気が狂ったわけでもない。

気が狂いそうなくらい楽しい思いはしたが。

今日は虚弔さん出演

 

EROFISH

 

を観劇してきた。

 

今回は大千穐楽

これまでに行ってきた人の情報を整理するととにかくはっちゃけられるということだけとパンツを買うとより楽しめるということは知っていた。

...あまりないだろう。パンツを買う舞台。

今回の舞台では初めてのシステムがあった。

チップだ。

いわゆる、ショーパプ的なところ(あってるかはわからん)でお気に入りの演者さんに札を渡す的なアレである。

前述のパンツもその一種である。

他にも扇や襷などいろいろな金額のものがあった(自分は全部買った)。

とにかく、エンターテイメントな舞台だったのだ。

 

歌があり、踊りがあり、EROがある!!

愉快に!楽しく!!時に、切なく!!!最後は笑顔に!!!

本当にこれがずーーーーっと続く舞台なのだ。

今回の劇場はπTokyo、他の劇団さんの舞台も見に行ったところだ。

ここの良いところはとにかく演者さんと近いのである。

今回の舞台は観客も参加する部分がありつつ、演者さんが舞台から降りて客席を練り歩くシーンがあったりとすごくわちゃわちゃなのである。(語彙力がない)

ちなみに自分は当たりの席を引けて、目の前で虚さんを見ることが沢山できた。

 

舞台の内容はまた来年の公演もあるかもしれないので控えるが、いわゆる会員制クラブで自分の借金を返済するために働く女性たちを描いた作品である。

その中に、ちょっとSF要素あり、友情要素あり、愛憎劇ありであった。

主人公は真面目だができそこない....いわゆる、悪い人間ではないが、うまくいかないと言った人物である。

だが、その主人公がときに明るく、激しく、明るく真面目に問題に取り組んでいく。そのさきに、苦悩する自分を突き動かし、それでも進んでいく、そういった姿を魅せるお話である。

その中で、自分のいない世界の方が皆が笑っているのを目にするシーンがあった。とても切ないが、1度、主人公はそれを受け入れる。しかし、自分がいなくなることが間違っていることを気付かされるセリフがある。

逃げ方を間違っちゃダメだ。

このセリフが本当に深く刺さった。

人は立ち向かうばかりでは生きていけない。その中で、時には逃げるという選択肢を取ることが生きることにつながることもあるだろう。

でも、逃げ方を間違えちゃいけない。間違った逃げ方は自分を苦しめるだけである。

自分も闘えない時のことで、思い悩むことがあるが、この言葉を指針にしたいと思った。

 

さて、次は虚さんのお話だ。

虚さんはシュリという努力家の女性の役だった。

いわゆるお色気シーンはないのだが、歌やダンスが本当にお綺麗であった。

シーンによっては自分の目の前で踊ってくれたりもして、ずっと見惚れていた。

今回は虚さんの歌も聞くことができた。

透き通るようはハイトーン(表現が間違ってないか不安)の伸びる声。

高く、空へと届くような声は本当に綺麗であった。

ダンスも素晴らしく、自分が推したいのは体の流れ方だろうか。

フリの途中のダンスの流れ方が本当に美しく、シルクのような流れ方であった。

光に照らせれた横顔が本当にお綺麗でこれこそ舞台の虚弔さんではないだろうかと思った。

ちなみにパンツ回す時は少しいじられた。それもまたよし。

 

最近は少し暗い気持ちになっていたが、それを吹っ飛ばしてくれるような素晴らしい舞台であった。

また、見にいきたい。

 

では、また。