IKBR SOGI Reading 感想

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本日は池袋で開かれた。

「IKBR SOGI Reading」

に行ってきた。

虚弔さんが出演するということで参加したのだ。

ところでこのイベントの題名に出てくる単語

SOGI

をご存知だろうか。

恥ずかしながら自分は、全く知らなかった。

というか、このイベント名を見ても、なんだろうなーくらいにしか感じていなかったのである。その意味は(以下ウィキペディア

SOGI(ソジ)は、英: Sexual Orientation & Gender Identityの頭文字を取ったアクロニムである。日本語では「性的指向性自認」と訳される[1][2][3]。「SOGIE(ソジー)」や「SOGIESC(ソジースク、ソジエスク)」のように、性表現(英: Gender Expression)や性的特徴(英: Sex Characteristics)とともに称されることもある。

という事である。

近年ではLGBTという言葉が普及しているが、それより広義の言葉であるようだ。

正直自分はあまり考えたことがなかった。

個性の範囲内で、誰かを攻撃するには至らないかなと思う程度だ。

これは自分が恋愛に無頓着であるからかもしれない。

そんなわけで、自分は全くの無知識で当日に臨んだのだ。

今回は朗読劇。4つの演目が行われた。

1つ目は

LGBT殺人事件」

うん、いきなり物騒である。

しかしながら、題名とは裏腹に厨二病に警視が事件を解決する明るい?演目であった。

注目すべきはLGBTやそれに関する差別用語に関して説明が劇中に入る点。

ここで共通認識としての知識つけることができた。

ちなみに、虚さんは厨二病の警視だった。

だいーぶはっちゃけていて、会場をあっためる重要な役割であったように思う。

2つ目は

「私の知らないワタシの願い」

ある日、交通事故に遭った母親に巻き起こる違和感から始まる、不穏な話。

ともすれば事故による認知の歪みから消日違和感でしかないと思われる。認知症のような、脳に外傷が起きれば可能性はゼロではない。

しかし、ある男の登場で事態は一変する。

とある人物が別の体に入ってしまっていたのだ。

別の体が持っていた知識を己が入り込み持ってしまう。

これも認知の歪みと言えるだろう。

物語は明るい道を行くが、それも本当に良かったのか考えさせられた。

3つ目は

「海風に浚われた約束」

とある事故で自分の大切な人を失ってしまった男の話だ。

男は2年前の事件を忘れられず、彷徨い続ける。

彼は事件現場に幾度もくる。

そんな中、事件現場の近くで噂を耳にする。

幽霊が出る。

そんな噂に、自分の大切な人が幽霊でも会いに行きたいと強い望みをだく。

採取的には2人は出会えた。だが、幽霊は男の方だったのだ。

これも、認知の歪みだろう。

ミスリーディングによる観客の認知の歪み。

最後は

「Me 私の証明」

とある編集者の人間が己の評価に悩む話だ。

周囲からの評価、これは一番自分と他人の認知が歪んでしまうところだろう。

最終的には自分が自分の進む道を定め歩いていくのだ。

何かが違う。これは周囲からの差別・いじめにつながる。

自然界ですらそうなのだ。人間が同行できるわけない。

自分が芯がブレずにいるには強くなる。これが答えなのだろう。

自分がどうするか。それは選択肢の取捨である。自分がどう道を歩くのか。それは可能性に賭けることである。

自分がどう生きるか、そのためにはどう振る舞えばいいか。

それを考えさせられた。

さて、自分の人生の主人公は自分である。

自分はなかなかそうは思えないが実際はそうだ。

しかしながら、また、誰かの人生の登場人物である。

多様性を理解することは自分と他人のためである。

このように書くことはかんたんだ。10秒もかからない。

しかし、それを実行するには人によりさまざまな時間がかかる。

すぐ受け入れる人、時間がかかる人、一生理解できない人。

さまざまだろう。それが悪いことがどうかわ自分1人では判断できない。

しかしながら、自分は今回のイベントから少なくともマイノリティに関して改めて考え直したし、学ぶことができた。

理解して、実行できているかどうかはわからない。

だが、実行できるよう意識しよう。

そう思わせてくれる、素敵なイベントであったと思う。