すずめのなみだだん! 感想

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だだん!!今日、自分は何をしていたでしょーか?

 

こんばんは、tomyです。

 

本日は星秀美さんご出演

すずめのなみだだん!

を拝見してきました。

 

冒頭のだだん!は劇中のネタです。

 

今年の観劇初めです。

2023年はどんなお話に出会えるでしょうか。

 

今日のお話はとある1人の少女が湧き起こす価値観の変化に関するお話でした。

自分的には今回のお話の主題は

信じるものは救われる…のかも?

ということだと思いました。

今回のお話の主軸には「宗教」が絡んできます。

日本は宗教についてとても敏感な国であると思います。

理由は2つ。1つは仏教国であるということ、もう1つは新興宗教が詐欺まがいのことをしているということが時折、社会情勢に影響を与えているということです。

今回の主人公もとある宗教の教えが広まっているという村に生まれた設定でした。

宗教があるところに生まれるということは、その価値観が育つ過程で自分に根付き、無条件でその教えのもと生活するということになります。

その教えを疑うということを知らないまま育つわけです。

今回の主人公の目的はその教えを広めること。

つまりはその価値観を知らない人に価値観を植え付けるという仕事をするわけです。

しかし、その価値観を知らない人からしたら、彼女の行いはどう映るでしょうか。

かなり奇異に映ると思うのです。

実際に今回のお話の始まりはその村の宗教活動が行われている様子から始まります。

初めの5分くらいは、何やってるんだろうと頭に?マークが浮かびますが、暫く見ているとその行動にどういう意味があるのか理解できるようになります。

しかし、今回その行いを理解できたのはなんででしょうか。

それは、その行いが演目で行われているためであると思いました。

つまり、一見、意味のない行動であるがそれが意味があってもなくても物語の一部であるということで意味を得ているためです。

では、これが実生活で起きたらどうでしょうか。

どういう理由かわからないことに意味を持たせようとしてくる人がいる。

なかなかに受け入れ難いものがあると思います。

しかしながら、現実でも宗教が受け入れられる時があるのは、その人の今の状況に合う何かがあったからでしょう。

今回の登場人物も初めは遠巻きに見ていましたが、徐々に己の悩みの中でその宗教の価値観に触れて言いきます。

いわゆる普通の布教ということであれば、ここで終わりでしょう。

しかしながら、今回違ったのは価値観の交流があったということです。

今回の主人公は宗教の教えこそが絶対であり、それ以外の考えを知りません。

例えば、その他の考え方を知ってる宣教師が教えを説くなら、他の価値観には迷わないでしょう。

しかし、彼女は純粋であり、価値観が揺らぐ、という考えすらなかったのだと思います。

ですが、話の中で自身の価値観を教える中で他の人の価値観に触れ、その価値観は混ざり合って行きます。

信じるということから考えるに思考がシフトしていくことになります。

信じるということは大事なことの1つではあると思います。

しかしながら、時によってはそれは思考停止でしかない場合もあるのです。

まだ、明日の公演もあるのでネタバレはできませんが、最終的に彼女はどうなるのか。

また、彼女がどう考えたのかは見た人によって変わってくると思います。

ただ、自分が考えたのは信じること「だけ」では救いにはならないんじゃないかな、ということでした。

 

さて、今回は星秀実さんがご出演されるということで拝見に行ったわけですが、今回も明るくおひさまのような役でとってもお似合いでした。

基本的には明るくギャルな役ですが、締める所は締める、スイッチャーのような感じでした。

星さんの演技はビタミンカラーのような見ていてはっきりしていて、元気がもらえるような感じで自分は大好きです。

あと、秀美おじさんの方々へ。

拝見の際はぜひ前方の中央もしくは舞台向かって左側へ。サービスシーンがあるよ!

 

さて、今回も楽しく拝見でき、良い観劇初めができました。

今年も沢山観たいと思います。

 

では、また。