今日は舞台を2本見た。
2本目は土橋銘菓さん出演
瞬きと閃光
である。
物語としては五人の写真部部員と一人のなぜそこにいるか分からない幽霊が織りなすお話である。
結論から先に言うと、本当にスッキリ前をむけるおはなしで、自分の悩みが少し軽くなったような気がした。
今回の登場人物は高校2年生、17歳である。
17歳と言えば、夢に悩む人、今日を楽しく生きればそれでいい人、特に何も考えてない人、いろんな人物がいる。
今回登場する彼女たちもそんな人たちの一人である。
それぞれに将来の夢を持っていたり、それよりも今の青春を楽しんだり、友情に励まされたり、苦しんだり。
その中で、誰がどう歩むのか、後悔のない歩み方とはなんなのかと言うことが手0まであったように思う。
自分は高校の頃から今の職業につくのだと思っていた。
だが、弟達を見ているときっともっと思い悩むのだろうと思う。
その中で、自分には無理なんだと言う挫折も経験するだろう。
今回の中で自分が一番共感する人物は中野 愛美さん演じる盛田 彩加だと思う。
自分の歩みたい道と家族が歩みたい道、それに苦悩するががあまり、周りが見えなくなり、一直線になってしまう。
きっと自分としては考えての結果だが、それはひとりよがりで、誰かの気持ちを無視してしまう。
そんな、彼女の苦悩がすごく見に沁みた。
実際、自分も今の仕事は本当にやりたいことかは微妙だが、家計の関係上、目指さざるをを得なかった。今では、それなりにこなしているが、別の道を目指したいと思ったこともあった。
そんな中、盛田は自分の道を切り開くために必死にもがき、必要なものをかき集めた。
だが、それでも足りず、一回は挫折してしまう。
それゆえに周囲とも激突し、自分を追い詰めていってしまった。
最終的には友の言葉によって自分の道を目指した彼女がとても眩しかった。
17歳の頃の自分にはできなかったけど、もしかしたらこんな道があったかもしれないと思えたのだ。
この物語にはもう一つの登場人物がいる。それは先生という大人達だ。
彼らは、いろんなことを経験し、乗り越え大人になってきた。
17歳の頃とは見える視点も異なるだろう。
実際、自分が17歳の頃、先生方はとても大人に見えていた。
しかし、今、年を経るとそうでもないことがわかる。
いまだに、苦しいことも、悲しいことも、分からないこともある。
それでも、子供を導き、道を示す。
それが大人のかっこよさでもあり、カッコ悪さだと思った。
大人にも、子供にも、たくさんの生き方がある。
それをいろんな気持ちで、精一杯悩んで生きていく。
どんな姿であろうとも、今を生きて、生き抜く。そんなことが大事なのではなかろうかと感じた。
実は結構ギャグパートがあって肩肘張らずに観れる舞台だったのだが、土橋 銘菓さん御登場シーンはすごかった。
事前に人物相関図をもらえるのだが、いいとこのお嬢様の次女ということで清楚系で出てくるのかなぁと思っていたら、ばっりばりのフリフリ衣装で出てきた。ミッション系の学校の設定なので今まで割ときっちりした格好の人しか出てきていないので、かなり鮮烈である。確かに、ポーズを決めるたびに可愛いのだが、何してるんですか?!?!感が凄くて、すごかった(語彙力を失う)。結構強烈な役ではあるが最終的に話の中で重要な事柄を伝えるいい役であった。
自分は今日の舞台を見て、中学から遊ぶ友人達を思い出した。
青春を過ごし、今を過ごす。大人になれたかは分からないが、彼女達が17歳を必死に、前向きに生きたように、これからも友人と過ごしたいと思った。
では、また。