LHR 感想

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本日は表情豊様出演

LHR

を拝見してきた。

今回はマナハナ1985という団体さんの作品である。

この団体さんは1985年生まれの役者さんを集めて何かやることをテーマにしており、今回、表情さんが土曜日の回に出演されるという事で馳せ参じたのである。

今回見たLHRは40分の作品、しかし、公演時間は約100分程度である。

じゃあ残りの60分間は何をしてるのか。

今回の演劇の面白いところはこの60分に詰まっている。

なんと今回の舞台は観客の目の前で配役、演出を決めるのである!

実際には登場人物、大筋は一緒なのだが、各回によってテーマが異なるのである。

ちなみに、自分が拝見した回はホラーがテーマであった。

あんまり得意ではないのでビクビクしながら行ったのだが、結果的には笑って帰ってきた。

呪怨とか着信アリとかではなく、地獄先生ぬ〜べ〜のギャク回的なノリだった。

もちろんのことではあるが、普段自分達は稽古姿をじっくり見ることはない。

ましてや、演出がどんな感じでつけられるかなんて知りようもないのだ。

それを今回は目の前で見れる。

これはかなり貴重な機会である。プラモデルで言えば、説明書を作るところからやって、作成、改造までをいっぺん位に見れるのである。

これは豪華である。

60分というのはあっという間に過ぎる。

元の台本はあるのだが、今回はラブコメをホラーにせねばならないのだ。

しかも、今回、表情さんはヤンデレの役だった。

なんというか、我々の知る表情さんからは一番遠い役である。

案の定、苦戦していらっしゃった。なんというか、滲み出てしまうのだろう。イケメン系のいい女オーラ。

そのほかにも、社長が巫女だったり、幽霊が照明を担当したりしていた。

実にカオスである。

60分のディスカッションが終わり始まったが、これのも驚いた。

何せ、さっきと衣装が違うのである。

確かに本番着で稽古はしないと思うが、いきなり推しがドンキにいそうな金髪ギャルになっていれば驚くであろう。

舞台の内容も今演出を見て知っているはずなのだが、エンジンを急に蒸してくる演者さんなどもいて、見ていて面白かった。

今回のようにファンが下拵えの部分から見るのは本当に貴重な経験であるといえる。

まるでドキュメンタリーを見ているようで、なおさら演劇というものに惹きつけられた。

明日も見に行くのだが、そちらはどうなるか。今から楽しみである。

では、また。