魔女エステリーゼの事件簿 贋と軀編

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本日は福士 真未様 ご出演

魔女エステリーゼの事件簿 贋と軀編

を拝見してきました。

魔女エステリーゼの事件簿シリーズの拝見は2作目です。

独特な世界観と爽快な謎解き、そして2000年代を生きたオタクに刺さるエステリーゼ様のツンデレが素敵なシリーズです。

11月の予定がなかなか決まらずチケット発売の波に乗り遅れどうにもならないなーと思っていましたが、運よくSS席をゲットし、今回も最前列で拝見することができました。

 

今回は贋と軀編(漢字変換をする際は「がんさく」、「からだ」で変換すると楽です)。

今回は家族愛に焦点を置いた作品であったと思います。

自身は家族愛とはガラス細工であると思います。家族愛とはこの世で最も美しい愛の一つであると同時にそれは死との感情という熱を帯びると歪み変形しやすくなってしまうのです。形によっては、脆く、扱いに細心の注意を払わなければならないものから、強化ガラスのように頑丈で強固なものまであるでしょう。

今回はロシュフィード家、スチュアート家という2つの家族が主軸でありました。

表面上は美しく、しかし、歪んでねじれしまったロシュフィード家。頑丈で強固、しかし、時代という炎に飲み込まれて壊れてしまったスチュアート家という構図であったと思います。

また、家族というものは形の一種です。法律上での形もあるでしょうが、それとは別に自分達つながりの意味合いとしての家族というのもあるかと思います。その意味合いにおいても、この2つの家族は異なるものでした。

旅の途中で出会ったケイトとラグナロクを受け入れ、家族として受け入れたスチュアート家、宗教において一夫多妻制を認め、その権力を従えいびつな家族を構成したロシュフィード家。ガラス細工でいうならば、新たな構成要素とともに固く強くなっていった前者とただパーツをくっつけた結果、バランスが崩れ壊れやすくなった後者という感じであると思います。

それぞれどちらが真の美しさであるか、というのは当事者には関係ないのかもしれません。それぞれがそれぞれに美しいと思っている。もしくは、思ってしまっているのではないかと思います。

ロシュフィード家にはロシュフィード家の幸せがあったのであるとも思います。その根拠となるかはわかりませんが、リアーナはずっと、ダオスの死について自殺であると言う事を貫いていました。多分ではありますが、リアーナ自身はダオスに関して誰かの恨みを買うような人ではない、そんなことはないのではないかという意識が働いていたのだと思います。20年前のシーンで一夫多妻制によりほかに妻を娶ろうとするダオスの求婚相手に不吉な予言をつきつけけるシーンもありました。しかし、それはある意味歪んだ乙女心だったのだとも言えます。ダオス自身は宗教の首長として活動をしてきました。もしかしたら、リアーナもそんなダオスに救われた(理由はどうあれ)1人だったのではないかと思われます。傍から見れば美しい愛ではないかもしれませんし、奥底には怨嗟渦巻く愛であったと思われます。それでも、リアーナ自身はその愛を信じていたのであるのではないでしょうか。

さて、推し語りに移ります。

今回の福士さんですが…実はビジュアルを拝見した時からめっっっっっっっっっつちゃ好きー----!!!!ってなってました!ちょっと魔術師っぽい見た目の貴婦人というか、素敵なお姉さまというお姿でわぁ、おきれい!!ってなってました。最前列でめっちゃ見れてよかった!買ってよかったSS席!今回も叫びっぱなしでしたね。おまけに、今回もお母さん。もしかして、オタ姉から始まり、基本的にだれか下にいるという設定(姉or母)が多い気がします。のどが心配になるくらい叫んでらっしゃいますが、聞きやすく、かっこいい声色で今回も素敵でした。

そして、松永ニキこと松永さん。今回もカッコよく凄みのある役でしたが、後説のコメディー感!さすが、安定感(?)があるなと感じました。結構しんどい舞台でも最後に何としてもひと笑いさせていただけるので好きな役者さんです。

あと、エステリーゼ様こと小倉様。...あの、最後の一言。なんていうかきゃー-----!!!ってなりますよね!!!

というわけで、今回も楽しませていただきました。

そして、グッズですが、今回から公式ビジュアルのクリアファイルが!!これが、めっちゃいい!当日パンフレットを傷つけずに持って帰れるし、いろいろ買ったら案外かさばるのをまとめられる。今後も継続希望です!!

次回はココア祭り2023でしょうか!楽しみ!!

では、また。