本日は福士 真未様 ご出演
魔女エステリーゼの事件簿 ~盗賊と奴隷編~
を拝見してきました。
言わずと知れたココアさんの大人気シリーズ!!
ついにご縁があり拝見することができました。
劇場は長蛇の列!!中は超満員!!
今回はS席を取らせていただいたのですが、何と最前列!!!
自分はいつも一番後ろの隅っこあたりをとることが多いのでめっちゃ新鮮でした!
兎に角近い!!!
Q:なんで後ろにいるんですか?
A:全体を見まわしたくて!!
Q:本当は?
A:前にいるとおっきい音とかにびっくりしちゃって(´・ω・`)
観劇を初めて1年くらいたちますが、正直初めての最前列でした!!
今回は初の魔女エステリーゼシリーズでしたが、とにかく面白い!
さすが人気作品といったこともあるかもしれませんが、それぞれのキャラクターが確立されている、かつ、めっちゃ生き生きしていて素敵でした。
今回の作品はいわゆる隷属をテーマに描かれているような気がしました。隷属というと人が人にというのが大半であると思いますが、今回は人間が感情に隷属しているという点があらわされていたと思います。
今回はバッカスが隷属に関するキーパーソンでしたね。自身は組織のボスとして部下を隷属させて恐怖で隷属させていましたが、最終的には自身が恐怖に隷属させられている存在でしたね。テレサに相談していようとしていたのも結局は恐怖からの隷属から解放されたいからの行動でしょう。一度始まった恐怖からの隷属は自分の部下に向け、自分の部下はそれをさらに下の人間に向ける。いわば負のスパイラルになっていました。
そのほかにも、マイケルは大切な人を手にかけられた怒りに、エステリーゼは目の前で自殺させてしまった悲しみに隷属、いわば、とらわれていた状態であったと思われます。
人は感情に飲み込まれると予想以上の行動をしてしまったり、できることができなくなってしまうといったことが多々あります。しかしながら、人は感情を失うことができず、一生付きまとわれるのです。では、どうすればいいか。それは最後のベルのセリフが一つの正解だったのではないでしょうか。
一生付き合っていく。正直、生半可なことではないと思います。ですが、全ての人間が何かしらの十字架を背負うことになるのが人生です。ベルは大切な姉を理不尽に失った怒りや悲しみを抱えることになりました。ですが、それに隷属するというのではなく、己の一部として付き合っていく。そうすることで負の連鎖を断ち切る。そういった選択を彼女は行ったのであると考えます。ベルはマイケルに、いや、ノーマンに女の私ができるのだから、男のあなたにできないわけないでしょう?と語りかけました。それは、ノーマンだけではなく、その場にいたエステリーゼの悲しみへの隷属を断ち切り、バッカスへは怒りの隷属からの呪いから逃げることができなかったと再認識させる言葉でした。
最後にジェームスがエステリーゼに今、生きている人間をどうするか?という旨の言葉を話しました。過去は振り返ることができるが、変えることはできず、今を生きるものができるのは、繰り返さない、負の連鎖を続けない、という事なのでしょう。そしてそれが昨日よりも少しいい未来につながっていくのではないかと思いました。
さて、推し語り!
今回、S席だったのですが、福士さんがめっちゃ目の前で拝見出来て最高に良かったです。今回はギャングのボス的な役でしたね。めっちゃコワかっこよかったです!人をうまく隷属させるための方法を知っている人物であるヴァネッサの強さを素敵に演じていらっしゃったと思います。でも、ところどころで部下を逃がそうとしたり、ちゃんとほめたり、...割といい上司なのでは?と感じました。
マイケル役のSatoruさんはかっこよかった、というか、見た人はわかりますがダンスシーンが圧巻でした!!はじめ、何が始まったのかと思いました(笑)まさか、フルコーラス(?)やるとは...ステッキを使ったアクションシーンもカッコ良かったですが、自分は最後にベルから言葉をかけられるシーンの表情にぐっと来ました。
他にもいつもはひょうきん系だけど今日は強いぞ松永ニキ、つんでれ可愛いエステリーゼ様こと小倉様、ジェームス3公演お疲れさま…藤沼さん、カイル強くない...なんでな大田和さん、強すぎるし柄が悪くてめっちゃ好きなマリアさんな藤咲さんなど全員が素敵でした。
そして、いつもアクションがかっこいいのにギャグもできる小手鞠さん。今回の公演でいったん区切りという事で、自分は長い期間ではないですがオタ姉からリトブレさん、ココアさんなどで舞台上にかかわらず拝見していたので、寂しく感じます。今回も殺陣がキレッキレでとにかく足技がかっこ良かったです!いつか、また拝見したいです。おつかセシリアはスタンプが欲しい。
今回は初めてのエステリーゼでした。なぞを解きながら人間模様にしっかり触れていく舞台に引き込まれあっという間の時間でしたね。また、見たいシリーズが増えました(毎回言ってる気がする)
では、また!