「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」 感想

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こんばんは、tomyです。

今日は秋月はる華さんご出演

「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」

を拝見してきました。

 

正直、自分は演劇に詳しいわけではないですが、なんか有名な作品であるということはどこかから流れてきた情報で知っており、楽しみだなー、内容は見ないようにしようかなーと思いながら、当日会場に入りました。

 

しかし、何を思ったか開演10分前にあらすじを調べるという奇行に及んだのです…正直なことを言うと、舞台上で行われているあれこれ(ネタバレ対策)がめっちゃ気になってしまい、どんな話なんだろうと待ちきれなくなったのもあります。

 

舞台の感想としては

社会人だったら絶対に刺さるよなー…

って感じでした。

今回の話はいわゆる舞台の楽屋での話でしたが、これがオフィスとかどんな職場でも全然通じる話だなと思いました。

話の中でプロンプターという言葉が登場します。自分としてはなんとなくしかどんな立場の人なのか理解していませんでしたが、これを機にどんな役割なのか調べてみました。

なるほど…何というか大変そうな、縁の下の力持ち的な人なんですね。

自分の中の今回の話のキーワードは「主役」であると思っています。

縁の下の力持ちというのはおおむね、「主役」を輝かせるためにいるようなものです。

自分も正直主役は似合わないと思っているのでどちらかといえば縁の下にいることが多いと思っています。自分は正直主役はいらないなーと思っていますが、舞台役者さんとなるとそうはいかないでしょう。

しかし、チャンスというものはいつめぐってくるかわかりません。そして、それをつかめるタイミングで自分がつかむための準備ができてるかも不明です。チャンスをつかむため準備していても、環境や時代・病気など自身では制御できないこともたくさんあるでしょう。

世の中の成功者なんてすべての要因が完璧にそろったほんの一部なのかもしれません。

掴み損ねた大多数。それが今回の楽屋の人々だったのかではないかと思います。

人生でチャンスなんて何度めぐってくるかわかりません。それでも、準備を続けること自体は決して無意味なことではありません。しかしながら、準備をしている事が目的となってしまってはならないと今回の舞台からは感じました。そして、最期の場面では、最終的には今いる場面でベストを尽くすこと、それが、次のチャンスにつながるのではないかとも思いました。腐るわけではなく、重苦しく考えすぎず、とりあえずやってみようと自分は思えることができました。

 

登場人物のことを考えたら底抜けに明るくなれる舞台とは言えないかもしれません。しかしながら、自分はまた仕事とか自分がやれる範囲で頑張ろう、そんな風に少し前エム気になることができ、本当に楽しい時間が過ごせました。

トライアル公演ということで、今後もどこかで拝見出来たらうれしいなと思います。

 

では、また。