「キューピッド!」 感想

f:id:tomyzk:20230717204151j:image

本日は福士真未様ご出演

「キューピッド!」

を拝見してきました。

 

2か月振りなんですね…そういえば前回はそんなに暑くなかった。今日は荻窪小劇場までの道のりはフライパンの上のようでした…

 

今回は恋愛ものらしく、コメディ寄りということでちょっと安心して観劇。前説には福士さんも出られていて、ウキウキしながら開幕を待ちました。daichiさんの話面白れぇなぁ。

 

今回の舞台は見た後に恋をしたくなるようなお話ということでしたが、自分が見た感想は…

恋はややこしい!!やっぱり、やらなくてもいいかも!!

という感じです(笑)。

別に面白くなかった…とかいうわけではなくて、面白かった!主題もめっちゃいい!!けど、それを踏まえたうえで自分の考え方は上記です!!といった感じです。

少し前に恋愛について考える機会があり、自分が恋愛について形容したのは「花火」だということです。

自分的に恋愛は見る分には美しく、行う分には大変だ。

という考え方があります。

恋愛に関してはいろいろな考え方があり、自分は登場人物から大きく3つに分かれるのではないかと感じました。

石本ふみかの考えは最終的に花火が美しく打ちあがるなら、自分自身をどこまでも犠牲にできるし、最悪自分は見えなくてもいいという考え。

家崎成美のどこまでも花火を作り上げることに関して妥協がなく、それを評価するのも自分であるべきだという考え。

そして、最後は実は並木慎太郎の考え方。とにかく自分はこうしたい!こういう花火を打ち上げたい!!という考え方です。

石本の考え方に似ているのは寿瀬、栗原ではないか考えています。岩佐の幸せに対して、石本は「自身の恋愛」、栗原は「自分の好感度」を、寿瀬は「己の人間性」を犠牲にしていたように思います。それが岩佐を通したときにどう帰ってくるのかはそれぞれ違いますが、「幸せ」を願った行為であるのではないかと思います。彼女たちの考え方は、自己犠牲です。よく言われる話ですが、「自己犠牲は美しいが正しくはない」。ですが、逆を解せば美しければ間違っていてもいいという考え方です。つまり、彼女たちは最終的に見る花火が美しければそれでいいという考えなのでしょう。

次に、家崎はいわば完璧主義者です。花火が打ちあがるだけではなく、その工程や花火の素材、果ては花火が打ちあがるイベントの流れまで妥協は許さないのでしょう。絶対的に幸せになるための方法を常に模索していく、幸せに真っ向からぶつかっていくスタイルです。このタイプがちょっと怖いのは、相手にもその主義を貫かせる傾向があることでしょう。最後に見る花火を何としてでも美しくさせる、そのためにはどんな手も使う、相手に強要することを厭わないといった怖さがあります。しかしながら、相手との相性が良ければそれが強さになるはずです。もし、石本が運命の王子様を探すタイプとしたら、家崎は魔王を打ち滅ぼす剣を探すタイプといえるかもしれません。

そして、最後は絶対に意外と思われますが、並木の考えかたです。拝見した方はわかるのですが、彼はドMのド変態。自身の欲求のために相手に要求してきます。これを分解すると、相手にどうしてほしいかを積極的に提案していくスタイルといえるのではないでしょうか。話の中に蔑んでほしいがために勉強したというくだりがありました。つまりは、相手への要求の実現のために自身を成長させていくスタイルとは言えないでしょうか(変態性は置いときます)。自己実現のために、相手の思考を自身の方向のベクトルに向けやすくするという自己研鑽(変態性は置いておく)を積んでいるというのはある意味で正しくあるのかもしれません。ただ、物語中でも言われていましたが、自己満足になってしまうので注意が必要です。ただでさえ恋は盲目なのに、周りが見えなくなってはどうにもなりませんから。

そんな感じで、恋愛というのは行うにあたり、いろんなスタイルや思考が重なってきます。これが、かみ合えばよいのですが、なかなか難しいというのが世の中です。高校時代にはそれで大変なことになった友人を見ています…記念日を大事にする派としない派の争いはひどかった…そんなこともあり、自分では恋愛は大変だからまだいいかなー…といった感じになりましたが、実際はやってみれば楽しいのでしょう。見ていれば大変そうでもやってみれば意外と楽しいというのも世の理なのかもしれません。

今回も福士さんはきれいでかっこよかったですね!!ちょっとヤンデレ気味のキャラでしたが、しっかりとした(ちょっと不思議な)信念を持ち、家崎に感情と想いをぶつけるシーンは本当に素敵でした。あと、めっちゃ武闘派だった。シリーズ化するということで、家崎との関係がどうなっていくのかとても楽しみです。

daichiさんは面白かった…多分、一番アドリブが要求されてる感じですし、歌うし…(めっちゃ声良い)、落ち担当だし。最近はずっと陰の胡散臭いdaichiさんを見ていたのですが陽の胡散臭いdaichiさんをみれたのでよかったです。

あと、家崎役の小笠原さん。めっちゃ姐御!!って感じでかっこよかったですね。そりゃ部下から慕われますよねー。雰囲気から凛とした感じが出ていて素敵でした。

根底にあるテーマは割と考えすぎると重くなる感じですが、役者の方々のアドリブなどで本当に楽しく見ることができました!!

次回はDEDC!!行きたい!!

では、また。

追伸

コガネシティにいるラジオ塔へ行き局長からぎんいろのはねを入手します→アサギシティから40ばんすいどうをとおりうずまきじまへ→みぎうえのうずまきじまにいくとルギアはいます。