本日は虚 弔様ご出演
WOLF
を拝見してきました。
久々のCharmさんです。
事前に殺陣が多いと効いていたのでワックワクです!
Charmさんの殺陣かっこいいんですよ!
席も近いですし、立体的で。
あと、足技が多いのも好き。
今回はマチソワ通しでした。
初めての通しです!だって、二回見たほうがいいっていってるし!!
結論としては………
2回見てよかった!!
というか、もう一回見たい!!
内容的にはジャンプ的でありながら、ダークヒーローのクールな要素もあり、しかしながらビターさも感じられました。
本日はめでたく千秋楽ということもあり、内容にも触れつつ自分が好きな部分を語っていきたいと思います。
話的にはいわゆるバディもの、なのですが、とある施設に集められ特殊な薬を投与され強化される代わりに記憶や身体機能を失っていく………そうなった時、人はどうするだろう。
という話でした。
自分の中で一番感じたメッセージは隣にいる人は一緒に幸せをつかめる人ですか?という事です。
この話の中にはLという存在、いわゆるバディが存在します。薬を使う代償として、感情を失う、その代わりとしてバディであるLと補い合うという設定になっています。いわば、自分の半身でもあるわけです。
つまりは、一心同体であると言えます。しかしながら、記憶はなく、それが自分にとってどんな人かもわからない。信頼に足る人であるのかはわからないのです。
本編の中でも最後に虚さん演じるリジャがエドルトを裏切りました。今回のバディの中では一番強い繋がりに見えたはずですが、最終的にはリジャこそが裏切り者だと分かったわけです。
自分の信じる人をいつまでも、幾久しく信じられるでしょうか……決闘でヴィクターがイヴァンに競り勝ったように信頼からくる想いは力にもなります。ですが、それは時に盲目になり、正しい判断を下せなくなるのかもしれません。ここで考えたいのは、リジャは裏切り者であったのでしょうか?リジャこそが一番裏切れた人物ではないでしょうか。彼女は被験体であり、成功例でした。つまりは政府の目論見知りながら、その目論見を達成しようとする。リジャはいわば、政府のLとして盲目的に信頼し、任務を遂行していたのでしょう。しかしながら、彼女は現場に行かされています。成功例ならより丁重に扱うべきでは?となりますが、彼女には一番危険な任務を渡しているのです。政府的には所詮捨て駒同士の戦いでしかない。何が起きても、何も構わない。そう考えていたのかもしれません。つまり、リジャこそが1番「信頼」という物に取り憑かれていたとも考えさせられます。エピローグではリジャは亡くなっているとなっています。そして、墓参りを欠かさずエドルトはしている様です。ずっと信頼している人に最後に裏切られたエドルト。ですが、そうなった後でも彼女を信頼し、弔う。リジャは最大の信頼に裏切られた、裏切った最大の信頼によって助けられる。悲しいけど、暖かい、そんなこの物語を体現する様なキャラクターだったのかもしれません。
さて、今回の虚さんの話をしましょう!
なんと、ラスボスとは!
初めはオドオド系のキャラで、俺様系のエドルトとコメディーリリーフ的な感じかな?と思ったら全然違いました。
やはり、虚さんは緩急のあるキャラをすると映えますね!
正体がバレた瞬間の切り替わりは鳥肌が立ちました。(あと、そういうキャラ好きなので嬉しかった)
そこからの超かっこいい殺陣!!
虚さんの特徴として体の流れが綺麗なので、蹴り系の足技が光ってました。あと、ルチャ・リブレみたいな技使ってるのを目の前で見れてめっちゃかっこよかった。
淡野さん演じるエドルトも好きなキャラです!浦原喜助的というか、普段はふざけていますが、決める時はしっかり決める。淡野さんのはっちゃけ具合とラストのシリアス具合が素敵でした。最後は悲壮感もありながら、生存エンドなので、これからの話もみてみたいですね。
虚さんも話されていましたが、この2人は本当に業の塊でして……。真実に近づくにつれ、不幸&不幸&不幸。隠された真実の中では仲睦まじく過ごせたのに……引き裂かれた仲が虚構の中で再会を果たし、また、真実に近づき分たれる。残酷でした。ですけど、どこかに救いがあったのかも……と疑いたくなる様なキャラクターでした。
あと、永井さんのアレク!
永井さんの演じるキャラは強キャラ感が半端ないです。あの目力と低音ボイス。カッコいいですよねぇ。あれでコメディもできるんだもんなぁ……
Charmさんは観に行くと人の内面を抉る、だけれど、うまく綺麗に流してくれる。そんな気分にさせてくれます。
今回も心が流されました。次回も楽しみです。
では、また。