ものがたりがはじまるの 感想

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本日は秋月はる華様プロデュース、表情豊様演出

 

ものがたりがはじまるの

 

を拝見してきました。

 

今年初の表情さん関連の舞台です。

 

少しなじみが出てきたアルネ543のいつもの席あたりに着席し、今回もゆっくり観ることができました。

 

今回のお話は母親がアイドルを始めるお話。

本編のネタバレはまだ明日もあるのでできませんが、幸せって何だろう、始めるって何だろうと考えさせられるお話でした。

 

多様性が重視されるこの時代、いろいろな幸せの形がありますが、人はそれを許容し、否定せずに生きられているでしょうか。

正直なかなか難しいですよね。

自分にだって、いや今更、とか、このタイミングで?、みたいに思ってしまいますし、他人に向ける視線はもっと厳しくなってしまうかもしれません。

幸せになっていくことは悪いことではありませんし、喜ばしいことです。

しかし、周りの人の理解を得られるかは別問題なのかもしれません。

今回のお話のメインは、アイドルになるといった母とその家族の葛藤でした。

もし、親しい人がある日突然、突拍子もないことを言ったら、受け入れられるでしょうか。

家族だから受け入れられる、のかもしれませんし、家族だから受け入れられない、ということもあるでしょう。

家族だから一番近くにいる人です。でも、近すぎるからこそ見えないこともあるのではないでしょうか。

時には、少し引いて幸せを見つめなおすのもいいかもしれません。

自分が感じたのは、明日幸せのなりたかったら何をすればいいのだろうということです。また、きっと好きなことをするのが一番の近道なんだろうとも感じました。

それでも、やりたいことをやるには力が要ります。いろんなしがらみや社会的な制約、周りの目もあるでしょう。なかなかに難しいです。

ですが、今日の作品はそんな人たちに勇気与え、もやもやを吹き飛ばしてくれる、そんな作品であったと思います。

 

自分も明日も元気にやりたいことをやってみたい。そう、思えました。

 

では、また。