笑う門には猫来る 感想

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2/10に福士愛美様、ミヤビ様ご出演の

笑う門には猫来る

を観に行きました。

当日は雪………寒かったー。

しかし、それを補ってくれるほどのほっこり感のある舞台でした。

今回のテーマは

君はどうやって生きたい?

だった気がします。

普通、とか、常識ってわけわかんないですよね、人によって全く違いますし。

僕には両親がいて、兄弟が2人いて、仕事して、推し事やる。これが、普通です。

お金は帰ってくるけど、イベントは帰ってこない!!これが、常識です。

ですが、どうでしょう。もしかしたら、弟がいなかった可能性もありますし、推しに会ってなければ、推し活もしてないでしょう。

これは自分の通常とはかけ離れています。

しかしながら、世には自分からはかけ離れた通常が日常の人もいるのです。

そうなってくると、その人にとって生きるとはなんなのか、それを完全に理解するのは難しいでしょう。

じゃあ、そうなったらどうしたらいいのでしょうか。

最終的には慮る、これしか出来ません。

考えて、悩んで、傷つけて、失っていくしかないのでしょう。

今回は、そんな話だった様に感じます。

いやー、内容だけなら暗ーい話っぽい………

しかし!内容は!!面白おかしく!!!爆笑必死な話でした!!!!

まず、のじゃ猫神様の福士さん!福士さんのスタイルの良さからくる神様っぽさ、最近猫を飼い始められたので、よく観察して生まれた猫っぽさ!コロコロ変わる喜怒哀楽!大変、キュートでした。必死のぴーりかぴぴららは効かなかったかぁ………

そして、今回はツッコミ役のミヤビさん!可愛らしいJKながら、フルスイングのピコハン!流石に痛そう!!そして、イケメンいっぱいギャグ!あれは、面白いというより、前列の席のお嬢さん方を堕としに行ってたと思うの。

あと、竹林さんがお綺麗でした。なんとなく感じる戦場ヶ原さん(化物語)的な感じと、物語の中核を担う上でのミステリアス感が素敵でした。

自分が好きなのは最後、主人公に猫神様が語るシーンです。人は失いながら、傷つきながら生きていく。ある意味で言えば当たり前の事なのかもしれません。しかしながら、それを自覚するのはとても難しくのでしょう。けれど、大切な事なのです。大事だから失うし、立ち向かうから傷つくのです。最後の猫神様の長い永い語りはそれを思い出させてくれました。

観た後は笑った事で心の黒い部分が取り払われ、そこに大事な事がしんしんと積もり、じんわりした気持ちになりました。

ココアの何ふさわしい、あったかくなる舞台でした。

また、拝見したいですね。

では、また。