赤を張って、ブルー 感想

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本日は土橋 銘菓さんご出演

 

赤を張って、ブルー

 

を観劇してきました。

 

舞台を発見した第一経緯は実に滑稽なのですが…最近ダイエットをしていて、チートデイに何か食べ放題に行きたいなー...と思ってて、そしたら、お餅食べ放題って見えまして。わーい!おもち大好き!ってなってよく見たら劇団さんでした。

 

よく見ると、土橋さんはもちろん、表情さんや星さんをフォローしているとよく見る名前が...ということで気になっていってみた次第です。

 

話のあらすじを見てみると、なんか怖そうなタトゥーアーティストだったり、ちょっとドロドロ系の作品かなーと思っていたのですが…実際は、めっちゃ面白い!かつ、超優しい!!系の日常的ハートフルコメディでした。

もちろん、それぞれの登場人物がそれぞれに抱えていることはあるのですが、それを紐解く過程がとてもやさしく、お互いに想い合っている人間同士の会話でとても癒されました。多分しばらく、心の底を見るとドロドロの感情が潜んでいる登場人物が出てくる舞台を見ていたので、少し安心したのだと思います。何というか、しばらくヱヴァンゲリヲンとかベルセルクとかの作品を読んでいるときに見た、日常とからき☆すたみたいな感じで、面白くてゆっくりできる作品。という感じです。

 

兎に角、沈ゆうこさん演じる栗山 小鳥が可愛かったですね。自分は口の悪い系ヤンキーが好きなのですが、そこに礼節をわきまえていてとてもいい!!ってなりました。最後の自分の大事な人に手紙を書くことを悩むシーンはとても共感ができます。自分の言ったことでさらに追い打ちをかけないだろうか、余計なことじゃないだろうか、ということは推し活をしている中でとても悩みます。今は、言葉にしなければ伝わらないというのを学び(納得し?)こんな感じで拝見した作品はブログを書くようにしています。応援する気持ちって伝えたいけど、何をすればいいかわからない、そんな気持ちを思い出させてくれました。

 

そして、土橋さん演じる栗山 羊は強キャラ感があってよかったですね。達観しているというか、達観しているがゆえにあきらめている節もありつつ、一番しっかり生きている感が良かったです。人間のことが大好きだけどそれ故に見たくないところまで見えてしまって、それをうまく見えないフリをしているような人格で、だからこそ、自分が見えることを他の人に上手く伝えてアドバイスができるという、いわば、理想の上司にようなキャラクターでした。というか、いてほしいです。

 

梅田優作さん演じる桃木 和人は一番共感できましたねーーー…だって、年齢的にも状況的にも似ているので。婚活パーティーなどにはいかないし、マッチングアプリもしませんが、実家での結婚の圧は少しずつ高まってきています…自分はあきらめましたが、ちゃんとそれを打開しているとしている姿と思いっきり空ぶるところ、でも実は人を観察できているところがとても好きなキャラクターです。しかもちゃんと学ぼうとしていますからね...自分も頑張ろう...

 

他の方も書かれていたのですが、続きや日常が気になるそんな素敵なキャラクターたちの素敵な舞台でした。めっちゃ考察したり、重いメッセージというよりも、どこかで、でも必ずある日常を垣間見て。自分も明日から頑張ろう、と思えるような素敵な舞台でした。

 

続編!希望です!!!

 

では、また。