将棋図巧・煙詰~そして誰もいなくなった~ 感想

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こんばんは、Tomyです。

 

本日は浅井 心晴様ご出演

「将棋図巧・煙詰~そして誰もいなくなった~」

を拝見してきました。

 

浅井さんがご出演される舞台を見るのは久しぶりなのでとっても楽しみに当日を迎えました。

 

まだまだ、公演は続きますのでネタバレはできませんが

本当に美しい舞台でした!!

 

話の内容的には過去にいじめられていた人物が復讐を遂げるため、過去にかかわった人物をデスゲームに巻き込んでいくというドロドロした内容なのですが、それ以上に舞台上で繰り広げられていく物語の流れが美しく、80分くらいの舞台でしたがあっという間に見終わってしまい、もっと見てたかったな、と感じました。

 

自分が今回この舞台を美しいと感じた理由は、やはり、演目にもなっている詰将棋からきていると思います。

以下の画像をご覧ください。

 

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舞台上はこのように盤上が設置されています。そして、出演者は1人1人が所謂、駒の擬人化。

なんと、この舞台では物語の進行とともに本当に舞台上で詰将棋が行われていくのです。

詰将棋は玉を獲るためにいかに詰めていけるかというのがルールなのですが、それを人になぞらえ、いかに人が動き、物語が変化していくかというのが、この舞台の醍醐味なのです。

自分はボードゲームやカードゲーム、いわゆるアナログゲームが好きなのですが、今回の棋譜は本当に美しかったのです。

ただ、詰将棋が行われるだけではなく、駒の向きや場所によって関係性が変化していき、その中で詰将棋が解かれていくのは快感でした。

詰将棋であるということは将棋のルールで行われるということです。つまり、なぜに対して理由が存在する。人の気持ちの揺らぎに明確な意図を感じることができるのです。

舞台上の詰将棋の進行とストーリーの進展が巧妙にマッチしているのを見ているのは本当に楽しかったです。

あえて例えるなら、まるで美しい日本刀を見ているかのような時間でした。この舞台では人を手にかけるシーンも出てきます。つまりは殺人が起きています。しかしながら、それでいてもなお、それ込みで行われている美しい棋譜に魅了されるのです。それは人を殺めることをできる日本刀を芸術品として愛でるような体験でした。

 

さて、では推しの話に移行しましょう。

 

今回の浅井さんは桂馬役。いわゆる「見える」人の役でした。今回の舞台の衣装は皆さまフリルたっぷりで可愛らしい感じなのですが、浅井さんは姫カットの黒ロングになっていたので、いつものかっこいい感じとは違く、とってもキュートでした。しかし、見た目とは裏腹に、彼女の言動こそがこの物語のターニングポイントとなっていくのです…詳しいことはぜひ舞台をご覧ください。あと、歌を歌っている最中にヘドバンしてて可愛いでした。

 

あともう一方、自分が好きになったキャラは榊原 仁さんが演じられる銀将です。今回の主人公の玉将に使える執事の役なのですが、玉将を案じながら、時に彼女の味方を、時に彼女に意見する立場の人物でした。このキャラクターの見どころは詰将棋の盤面との立場のマッチではないでしょうか。ぜひ観劇の際には注目してください。あとは、意外とこの舞台では少ないコミカルな動きをするところもあるキャラなので必見です!

 

今回の舞台では久々に美しくて感動するという体験ができました。まだ、来週も公演があるそうなので気になった方はぜひとも行ってみてください。

 

浅井さん扱いのチケットリンクも張っておきます!!

 

https://ticket.corich.jp/apply/248651/116/

 

あと、自分的おすすめグッズは稽古用台本です。棋譜も載っているのでお話の復習もできますよ。復讐の復習にぜひ!!

 

それでは、また。